機能と非機能、完成と非完成基盤の美学
傳統硯素材、烏石の美学的可能性を探究


今回の展示は韓国忠南保寧で2代に渡って伝統工芸の脈を継いでいる硯の匠人の石田 盧載京氏と大学でインダストリアルデザインを教えているアーティストの洪哲淳氏の最近作を中心としたコラボレーションデュオ展だ。盧載京氏の作品は硯の伝統的かつ機能的な側面を重視するなら、洪哲淳氏の水盤作品は単純な機能を越えて、ある特定な空間に置くことで見る人々に「眞‧善‧美」と「知‧情‧意」を感じさせる新しい美学的な可能性を模索する実験を強調する。だから、盧載京氏は東洋の知識人らが追求する価値と象徴物を硯の表面や縁、及びふたにとても精巧に彫刻する一方、全てを説明しようと努力する他の作家と比べて洪哲淳氏はむしろ空けることで見る人々を観照させて自ら考えるように自然に導く。要するに、盧載京氏の作品が「オート・クチュールを着たお洒落なモデル」なら、洪哲淳氏の水盤作品は「休日、安らかにカジュアルウェアを着て公園を散歩する市民」と比喩できよう。だから、後者は一見するとまだ完成されていなくて多少洗練美が不足しそうに見えるが、その状態がそのまま完成と洗練さを表す余白の美・空けることの美学に対するメタファーだ。観客は同じ主題に対する解釈と表現が似ているようで似ていない世界を垣間見ることができる。
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